QUANTUM WINERY ‐クアンタム・ワイナリー
Trinity NV/ トウリニティーNV
タイプ 混醸
品種 所有する全ての葡萄 16種以上白60%、黒葡萄40%
土壌 花崗岩、石灰岩、粘土、珪藻土齢
樹齢 25‐60
栽培 ビオディナミ
Alc 10%
無清澄、無濾過
ボトリング時に5mgのみ亜硫酸使用
【醸造について】
2022年9月上旬から10月中旬までに収穫。
全ての畑から収穫された白及び果萄を使用し、12時間から10日間スキンコンタクト。
ステンレスタンクにて自然発酵中に、去年よりステンレスタンクにて貯蔵していたトウリニティーを継ぎ足し、全てをブレンドして数か月寝かせたのち、2023年4月ボトリング。
【ネーミングについて】
所有する葡萄全てを使用し、シンプルでベーシックなワインを作る目的で作られたヴァンドソワフでオールラウンドなワイン。“Trinity”の意味は”三位一体”自+ロゼ+赤という意味を込めて。
【味わいについて】
スッキリした辛口でミネラル感もたっぷり。果実の旨味が長く感じられます。
【QUANTUM WINERY (クアンタム・ワイナリー)】
オーストリアワイン生産地で最大面積の広さを誇るヴァインフィアテル西部マイッサウにて2010年より僅か1ヘクタールと小さなセラーからワイン造りをスタート。
現在の畑の面積は僅か2ヘクタールの畑の葡萄から、白、ロゼ、オレンジ、赤、白葡萄、黒葡萄の概念を取っ払った、自由で型にはまらず、独自の哲学とワイン作りでワインを生産。
まさにその自由なスタイルはオルタナティブ。
醸造、哲学、ラベルなど、独自のこだわりを持ち、個性とエネルギーに溢れたワインは、オーストリア国内でも類を見ない唯一無二のワイナリー。
ラベルや生産者のフロリアンの見た目と裏腹、じんわりくる柔らかな果実味で優しい味わいが特徴的です。
ワイン生産者件オーナーFlorian Schuhmann(フロリアン・シューマン)氏は、あくまでも時と共に成長していく自然の流れを貴重とし、余分なことは一切せず、自然に対する敬意をこめて、素朴なのに刺激的なワインを生産しています。
彼のワイン造りは挑戦でもあり、彼はそれをこう表現しています。
〝マスクやコルセットは勿論なく、様々なフルーツや花のような味がしない。長く忘れられた果物のような味わいを感じられるワインを目指し、素朴かつ自然本来の葡萄、ワインの味わいを表現したい″
親戚がワイン造りをしていましたが、廃業し車の修理工場とし利用されていましたがそれも廃業。
その跡地をセラーとして利用。
まだ車のタイヤ、部品などが転がっている状況ですが、〝今の所、綺麗なセラーやテイスティングルームを作ることは考えておらず、その土地、環境の中でできたワインを飲んでほしい″と思っています。
正にガレージ・ワイナリー。
現在畑は2.5ヘクタール。
彼曰く、『ワークショップワイナリーとして少し大きくなったけど、名前の由来の一つにもなっているQUANTUM=ごく少量という意味も込めて、小規模だからできる自然と向き合ったワイン造りを続けていく』と話しています。
畑では、トラクターを使用せず、全て手作業で行われ、ビオロジックとビオディナミの2つに分けて生産。
灌漑、剪定もせず、殆ど手をかけずに葡萄を育てています。
畑の状況は、畑にいる虫の種類や量を確認することで把握。
それは、様々な生態系が上手く回っていれば、葡萄も健康に育っていると考えるからです。
個性的なラベルは、ワインも年によって味わいが変わるため、毎年変更。
時折、ワインとの関連性を持ったラベルもありますが、絵や音楽が好きなため、基本フィーリングで決められています。
全てのワインは、野生酵母による自発的発酵、無清澄、無濾過、ノンサルファーもしくは20㎎/l以下の添加にて生産されています。
また、降水量は年間を通して、非常に少なく、ドライ・ファーミングが実施されており、福岡正信さん(日本の自然農法の大家と言われる人物)を参考に畑と向き合っています。
(ワイナリー資料より)