Johannes Trapl / ヨハネス・トラプル
Zweigelt 2022 ツバイゲルト 2022
品種 ツバイゲルト 100%
産地 オーストリア・カルヌントゥム
Alc 12%
醸造所 ヨハネス・トラプル
特徴 ◆ジューシー◆上品な果実味◆さわやか◆ベリー系
〇ぶどうについて
樹齢は10-35年。 石灰質、黄土、ローム土壌。
手摘みで収穫。除梗せず、全房にてフットプレス後、茎は取り除き、自然発酵、マロラクティック発酵。
90%はスチールタンク、10%は 225ℓの古樽にて6か月熟成。
無清澄、無濾過、ボトリング時、ごく少量の亜硫酸を使用(10mg 以下)
【Johannes Trapl / ヨハネス・トラプル】
オーストリア・カルヌントゥムの南側にある小さな村シュティックスノイジードルにて、“Johannes Trapl”のワイナリーがあります。
当主であるヨハネス・トラプルは、“NoAdded Nonsense /ナンセンスを追加しない”をモットーに頑固たる気持ちと行動力を兼ねた生産者。
元々、実家は複合農業をしていましたが、彼はカリフォルニアで研修後、仕事の評価から仕事のオファーを頂くもの、実家で働くことを 20 代半ばで決意。
その後、2003 年より本格的にスタート。また同時に、カルヌントムでも、オーストリア・トップ生産者の一人“Muhr-van der Niepoor”にて、働き始め、そして、当主であるドリル・ムーアの元、ブラウフレンキッシュの銘醸畑“Spitzerberg /シュビッツァーベルグ”の再建と復興に力を注ぎ、シュピッツァーベルク・ワイナリー協会の共同創始者となります。
そして、2004 年にこの畑を獲得するチャンスに恵まれ、20ha の畑の内、ヨハネスは 5ha を所有することになりました。
そして、その年の葡萄で作られたブラウフレンキッシュのワインは、オーストリア国内で雑誌やメディアで、様々な賞やトロフィーを獲得し、オーストリアワイン業界で一気に注目の生産者の一人となりました。
現在、約 23 ヘクタールを所有し、全ての畑をバイオダイナミック農法で栽培し、Demeter の認証得ています。
彼は、一切の科学的な使用せず、ブドウの収穫のタイミングの見極め、熟度とフレッシュさを重視し、計測器は使用せず、自ら葡萄を食べて、収穫のタイミングを計ります。
そして、印象的なことは、大きな樽にて葡萄を足でプレスする事。そうすることにより、マセレーションの時間を短縮でき、自然酵母で受動的に発酵させます。
その為、発酵プロセスには特に時間がかかっています。
工程として、無清澄、無濾過、亜硫酸については、無添加、もしくはボトリング時にごく少量使用となり、彼のモットーである余分なことはせず、自然のまま、ワイン作りに取り組んでします。
またヨハネスは、一部の農作物の栽培、また羊や豚など家畜などを育てています。
羊は畑に放牧も行い、除草や土壌の健康維持、肥料と循環的な要素をも持ち、理にかなった方法で葡萄やテロワールに良い意味での影響を与えています。
ただ自然のままではなく、これからより自然とと共に共存した生活を持続できるように、日々の生活を送っています。