ウッディファーム&ワイナリー
ウッディ・ルージュ 2018
品種 メルロ70%、 カベルネソーヴィニョン24%、カベルネフラン6%
産地 山形県かみのやま市産 楢下畑(スマートマイヨルガー、樹齢9年) マサル畑(一文字短梢、樹齢8年)
Alc 10.7%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー
※樽熟成 約12か月 (新樽7%)
【深みと落ち着きの赤ワイン】
一口含めばバニラの香りが広がり、完熟したベリーと柔らかいタンニンを感じます。
色味は鮮やかな赤色でクリアです!重すぎず、ワインの香りと果実味を存分に楽しめます!後半はじわじわと「うま味」が蓄積していき、一口目の印象とガラリと変わっています。
温度帯は少し高めに空気を含ませ、より柔らかい印象で飲んでいただきたいです(^^)
お値段もお手頃で、このクオリティは驚きです!常備しておきたい赤ワイン!
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇コンセプト経緯について
長らく赤ワインの看板を背負ってきたメルロは、2018年から変わります。
味わいの向上と調和を何度も検討した結果、メルロ以外の品種の比率を上げてブレンドを行う事にし ました。
当然ながら【メルロ】として商品名にもなっていた愛着からか、決定までは難航しました。
最終的に味わいで決めれたことは、次年度以降のワインにも大きな発展を促しています。
〇ぶどうについて
7月の記録的な猛暑と渇水が続きながら、お盆以降でまとまった雨が続いた平成最後の夏。
前例のない極端なVTながら、ブドウ は懸命に実を結んでくれました。
猛暑からくる着色の淡さや優しい酸味は、この地で必至で生き抜いたブドウの証明です。
病果が混ざらないように、また未熟果が入らないように19-21VTの倍以上の時間を選果にかけました。
〇醸造について
低温浸漬もせずに前半はポンプオーバーを中心に管理を行いました。
後半から櫂入れを増やし、あくまで抽出は穏やかになるように管理しました。
古樽を中心に熟成し、ブレンドを行いました。
メ ルロだけではフレッシュすぎる味わいもCSやCFがブレンドされる事で、落ち着きと上品さが加わっています。
〇味わいについて
瓶詰めから2年以上セラーで管理している為、すでに熟れた印象と落ち着きがあります。
酸味の穏やかさも相まって、【出汁】のように感じる方も多いでしょう。
第一アロマに属する香りも残ってはい ますが、熟成香と樽香の混然一体となった多層的な味わいを、リリース当初から楽しめます。
濃厚とは対極に位置した味わいですが、ヴィンテージに無いものを無理に求める事をしないウッディなりの 矜持が反映されたワインです。
〇ヒトコト
瓶詰めして2年以上 の熟成からくる芳香は、リリースまで時間を掛けた賜物です。