Fattoria AL FIORE / ファットリア アル フィオーレ
Arancia 2023 Fattoria AL FIORE series
品種 デラウェア100%
産地 山形県上山市
Alc 12.7%
醸造所 Fattoria AL FIORE(宮城県川崎町)SNS:@fattoriaalfiore
特徴 ◆亜硫酸無添加◆無濾過◆野生酵母◆杏◆コク旨味
宮城県川崎町にある【Fattoria AL FIORE】の目黒さんが手掛けた、濃い褐色が印象的なデラウェアの旨味を存分に味わえるオレンジワイン「Arancia 2023」をご紹介します。
デラウェア由来のフルーティーで妖艶な香りが華やかに広がり、味わいはきりっとした辛口。濃密な果実味としっかりとした旨味が口中に広がります。
酸味はシャープな印象ながら、時間の経過とともにまろやかさが増し、次第にトロピカルな味わいへと移り変わります。
最初は冷やして楽しんでいただき、その後少し温度を上げることで、味わいの変化をじっくり堪能するのがおすすめです。
ぜひ、ゆったりとワインの表情の移ろいをお楽しみください(^^)
作り手さんから
引用:Fattoria AL FIORE
〇コンセプトについて
みなさんお馴染みの方も多いかとは思いますが、デラウェアは、広く日本各地で栽培されてきた生食用ぶどうのひとつです。
私たちがなぜ、生食用ぶどうでワインを仕込むのか?
その理由として、ワイン造りの大きな目的のひとつに、「近隣の農家さんの葡萄を守る」というミッションを掲げているからです。
時代とともに、品種改良や流行りの変遷で、需要が大きく変わり、以前と比べてデラウェアの価値が低迷しつつあります。
農家さんもそれに応じて伐採し、植え替えたり、廃業されたりする方が多くいらっしゃいます。
しかしながら私たちは、日本でワインを仕込む上で、デラウェアやスチューベンという日本固有の在来的な品種のポテンシャルは大きいと感じています。
ヨーロッパで栽培されるワイン用ぶどうとは大きく異なり、ワインとして仕立てることも、さまざまな理由で容易ではありません。
しかし、世界に日本のワインを広く知ってもらうという意味で、このデラウェアやスチューベンには、ずっとこだわっていきたいのです。
すでに少しずつですが、この流れは海外の方にも受け入れられている現状があります。アルフィオーレを応援してくださるみなさまにも、デラウェアやスチューベンのファンの方がたくさんいらっしゃることも感じております。
ぜひ、この Arancia も客観的な視点で、品種の先入観をなくして、フラットに楽しんでみてください。
〇醸造について
仕込みは、デラウェアをアンフォラで 130 日間醸した後にプレス、またアンフォラに戻し、発酵終了後に密閉し、3 ヶ月間の酸化熟成。
その後、古樽にて 6 ヶ月間の樽熟成後にボトリング。
現時点では、まだわずかに硬さもありますが、少し寝かせてから飲んでいただけると、さらに味わいにまとまりを見せてくれると思います。
〇仕上がりについて
山形県上山市の紫安さんのデラウェアを使用したオレンジワイン。
2022ビンテージのAncoとして初登場した紫安さんのデラウェアですが、その実直なお人柄が滲み出たクオリティの高さから、フラッグシップシリーズとして登場しました。
オレンジワイン特有の酸味、渋みのニュアンスの中に、芯のようなしっかりとしたデラウェアの果実味が感じられる、フラッグシップとして恥じない仕上がりです。
〇おススメの楽しみ方
・味わい アプリコット、白桃、アニス、くるみ、シェリー香
・シーン 記念日にご自宅や、レストランで楽しむ。食後の一杯にもおすすめです。
・温度帯 14~18℃
・グラス ブルゴーニュグラス、陶器製の器
・お料理 豚の角煮、鯖のごまみりん焼き、シナモントースト
・飲み頃 今 ~ 2034 年
・飲みきり 抜栓から 2 週間程度