森臥 / shinga
Bucchus 2023 ‐バッカス 2023
品種 バッカス91.3%、シャルドネ8.7%
葡萄産地 北海道名寄
Alc 10.5%
醸造所 森臥ワイナリー(北海道・名寄)
特徴◆野生酵母◆無濾過◆グレープフルーツ感◆苦みあり
日本最北のワイナリー「森臥~Shinga~」さんから、華やかな香りと爽やかな酸味が特徴の白ワインをご紹介します!
色はやや緑がかったイエロー。
柑橘やマスカットの華やかな香りが広がり、後味にはほんのりとジャスミンの香りが感じられます。
まだまだフレッシュな印象ですが、しっかりとした酸味と豊かな果実味が特徴です。
また、瓶内で熟成が進むと、1~2年後にはさらに奥行きのある味わいが楽しめるワインです。ぜひ多くの方にお試しいただけると嬉しいです!
作り手さんより
引用:森臥
〇ぶどうについて
名寄市弥生の畑にて収穫されたバッカスを使用。
9月末から収穫し、すぐにワイナリーにて圧搾しました。
2023年は、秋以降も暑が続き、収穫や醸造において、いつもにない苦労や選択を強いられる年となりました。その結果、全体のバランスを考え、発酵終了後に10%ほどシャルドネをブレンドしています。
〇味わいについて
これまでの森臥 Bacchusの特徴はありますが、もし、これまでにないニュアンスを感じられたとすると、それはシャルドネ由来によるものかもしれません。
はちみつのような甘い香りも感じられますが、全体的にはミントやグレープフルーツといったすっきりとした印象のドライな仕上がりとなっています。
〇醸造について
空気圧搾式プレス機にて全房プレス後、ステンレスタンク・プラスチックタンクで野生酵母にて発酵。
〇楽しみ方について
ワインの風味を損なわないよう、濾過など行っていない為、瓶の中に澱や酒石が残っています。
味、品質には問題はありませんが、わずかな澱でも気になる場合は澱を舞い上げないようグラスに注いで下さい。
〇今年の環境
全国的には昨年を上回る猛暑となったようです。
その中で、北海道は、夏の暑さこそ、ここ数年来続く猛暑となりましたが、8月中旬以降には、朝晩の気温を中心に下がるようになり、また、9月が好天に恵まれたこともあり、ブドウが熟すにあたっては悪くない年だったように思います。
ただ、私たちの畑では昨年12月2日に積雪が 30 cmほどしか無い状態で、
-20度ほどに冷え込み、多くの樹が凍害を受けました。
そのため、春先に芽吹かない掛も多く、全体の花穂の数も少なくなりました。
収量的には平年の半分ほどとなり、自社醸造開始6年目にして初の凶作となりました。
〇ラベルについて
日本最北のワイナリーは寒冷地の為、夜温がとても低く「霜害」の影響があります。
霜害を防ぐため、一晩中、葡萄畑で灯火を行います。
その唯一無二の風景をワインのエチケットとしてデザインしています。
ラベルデザイン 山本美和